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四川省 亜硝酸塩が基準の500倍――食中毒で1名死亡

2010年10月13日

【新唐人2010年10月14日付ニュース】最近、四川省・甘孜チベット族自治州の海螺溝で集団食中毒が発生。食中毒を起こしたホテルから取ったサンプルのうち、12種類から亜硝酸塩が検出されましたが、中には基準の500倍以上に達するものもありました。結果、1名が死亡しました。

10月8日、四川省・海螺溝のレストランで、70名が食中毒になりました。そのうち、汁かけご飯からは1キロ当たり 11.3グラム、麺からは1キロ当たり10.8グラム、漬物からは1キロ当たり8.41グラムが検出されました。スープの素や砂糖、うまみ調味料なども基準を超えていました。

国の規定では、粉ミルクの亜硝酸塩は1キロ当たり2ミリグラム未満。一方、今回は基準の500倍以上に達しました。

亜硝酸塩は、約2グラムで大人1人が死にいたります。台湾師範大学の吴教授によると、亜硝酸塩が体内に入ると、ヘモグロビンの酸素を運ぶ機能が失われ、酸欠になるほか、がんを招く恐れもあります。

台湾師範大学 呉家誠・教授
「亜硝酸塩を摂取した時、体内にも食べ物があれば、要注意です。それが蛋白質を含んでいたら、亜硝酸塩と結びついて、毒性の物質が生まれます。ニトロソアミン、発がん性があります」

今回の食中毒により、70名が病院に運ばれ、1名が死亡、3名が危篤です。当局は、レストランの従業員が誤って混入した可能性を指摘しました。

新唐人がお送りしました。
http://ntdtv.com/xtr/b5/2010/10/13/atext442160.html
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